ゆずきのブログだお。

自由気ままに投稿します。基本的にレビュー関連の記事が多めです。

第11世代 Kindle Paperwhite 2021レビュー

あいさつ

 お久しぶりですゆずきです!今回は、Prime Dayで大幅に値下げされていたKindle Paperwhiteをレビューしていきたいと思います。

 このKindle Paperwhiteというのは、僕の生活や、このブログとは切っても切り離せない存在と言っても過言ではありません。なぜなら、4年前に手に取ったKindle Paperwhiteはこのブログ初の商品紹介記事であり、僕の商品紹介の原点である上に、僕の現在の読書習慣の原点とも言えるからです。ですから、1年以上の間が開いた当ブログ復活にふさわしい記事になるようにいつもよりも力を入れて書いたつもりでいます。

 4年前のKindle Paperwiteとの出会いは僕の人生を一変させました。それを手にしたその日から、もうiPadで読書できなくなっただけでなく、読書の頻度も増え、生活に読書を取り入れる習慣がついたのです。そして、あの日からは自分で買う本は全て(付録付き雑誌を除く)Kindleで購入し、1枚の本棚としてKindleは僕の部屋に君臨し続け、それは部屋だけでなく出かけ先や高校でも本棚として機能していました。

 そんな持ち歩ける本棚と出会って4年経った今、僕の部屋からは物理的な本は不要になり、大学で使う参考書類(その中でもKindleで買えなかったもの)などを除いてそれらを完全に排除しました。僕の部屋の本は全てKindleに統一され、Kindleを手に取れば部屋の全ての本にアクセスできるようになったのです。

 そして今回紹介する第11世代Kindle Paperwhiteでは僕の読書体験に更なる進化をもたらしました。風呂にも持ち歩けるようになり、読書好きなら一度は夢にも見たであろう風呂読書が実現可能になったのです!しかもこれ一枚で!それだけではありません。まぁ、挨拶はこの辺にして、詳しいことはこの後詳しく話します!よければ最後まで目を通していただければ幸いです!

 

Kindle Paperwhite 6年分の進化

 実は僕が2018年に買ったKindle Paperwhiteは、まだ2018モデル(第10世代)が出るギリギリ前に買ったので、2015年発売の第7世代モデルです。そして今回は2021年の11月に発売した正真正銘の最新世代のKindleを購入しましたので、6年分の進化と題して、それらを比較してみようと思います。

 Amazon段ボール箱を開けてまず最初に驚いたのが、箱の薄さである。4年前に買った6年落ちのKindleは箱が熱く、その代わりはこの縦横の大きさは本体サイズに近かったのに対し、今回の最新世代のKindleのパッケージはまるでFire tabシリーズの箱のような梱包の仕方になっていて、箱がとても薄かったのだ。

とても薄いパッケージに、どこか近代感を感じた

 薄いパッケージに身を纏ったKindleを取り出すとき、僕は興奮を抑えきれず、特に何も面白いことはないはずなのに、にやつきを抑えられなかった。その興奮は、紛れもなく4年前に感じたものに近かった。新たな読書生活を共にするこのKindleには、僕が大学に入ったことで新たな役割が加わった。それは大学で使う参考書である。僕が大学で使う参考書の中でKindle版が購入可能であるものはすべてKindleで購入したので、多くの参考書がこの1枚の板に集約された。Kindleが単なる娯楽の道具ではなくなった瞬間である。

 また、電車で通学するようになったことで、Kindleの使用時間が格段に増えた。従来は寝る前に読むことが多く、たまに学校の休み時間にも読むことがある程度のものだったが、今では戦術の通り、通学の電車で音楽を聴きながら毎日本を読んでいる。通学には大体1時間かかるので、生き返らわせて最低でも2時間読んでいることになる。それだけではない、2018年発売の第10世代Kindle Paperwhiteで付いた防水機能は風呂での読書を可能にし、ほぼ毎日風呂にKindleを持ち込み、そこで最低でも15分ほどは本を読んでいる、そして従来通り、寝る前にも読んでいるので、僕の生活におけるKindleの重要性がはるかに昔とは違うのだ。

 そんな自分語りはさておき、6年分の進化をざっくりと紹介しよう。まずはストレージ容量である。6年前に発売されたKindle Paperwhiteのストレージ容量は最小構成で4GB、最大構成で8GB、マンガモデルが32GBだったのが、11世代Paperwhiteでは最小構成で8GB、シグニチャーエディションで32GBとなり、4GBが実質切り捨てとなった。これもきっとストレージの値段が6年前よりも格段に安くなり、従来通りの値段で2倍の容量のストレージが確保できたからだろうと僕は予想する。

 次なる進化は、画面の大きさだ。2018年発売の第10世代Kindle Paperwhiteは僕が所持していた2015年発売の第7世代と寸法やは一切変化せず、防水機能の搭載と、LEDフロントライトの個数が増えた。寸法が同じということは、画面サイズも、ベゼルの太さも、一切変化がなかったということである。実は完全にデザインに変化がないかといえば少し違って、画面とベゼルの間の段差がなくなり、フラットになったのだが、画面のサイズは対角6インチの300dpiのままだった。しかし今回の第11世代Kindle Paperwhiteは違う。本体サイズはほんの一回りだけ大きくなって、画面のサイズは対角6.8インチに大型化された、画面サイズが大きくなっても解像度は300dpiのままなので、ドットの数はかなり増えたことだろう。もはやこれが僕が手に取って感じた最大の進化ともいえる部分だった。

上北版プリアラ1巻の表紙を表示させている。左が11世代、右が第7世代のどちらもKindle Paperwhiteである。

 上の画像のように、対角0.8インチがもたらす変化は大きく、これだけで読書体験は格段に向上した。もはや全くの別物といっても過言ではないだろう。中身を移すことはできないが、漫画を読む際にもこの変化は顕著で、吹き出しの中に描かれた小さな文字の視認性が大幅に向上し、より快適に漫画を読めるようになった。

銀河帝国興亡史 ファウンデーション(著:アイザック・アシモフ/訳:岡部 宏之)の一部を、どちらもフォントサイズ最小設定で表示している。先ほどの写真同様左が11世代、右が第7世代のKindle Paperwhiteである。

 画面サイズの変化がもたらす読書体験の進化は小説を読む際にはとても顕著に表れる。漫画以上に進化を実感しやすいだろう。僕は漫画よりも圧倒的に小説を読む頻度が高いので、今回のアップグレードによる進化の恩恵を日々感じている。上の画像ではっきりとわかるとおり、11世代のほうが1画面に表示できる文字の数が圧倒的に多い。1行当たりの文字数も段違いなうえに、表示される行数も増加している。この行数の変化が読書スピードにも変化をもたらしたということを、数日間使って実感した。

電車内での使用の様子である。フロントライトは不使用で、夜来たる(著:アイザック・アシモフ/訳:美濃 透)の冒頭部分をフォントサイズ最小設定で表示させている。

 画面サイズの進化同様に、読書体験に変化をもたらした大きな要素の一つが、狭額縁化である。縁が細くなり、周囲の背景に本の画面が溶け込むような感覚は、読書の世界に視界をより集中させ、本の世界への没入感をもたらした。

Amazon純正Kindle Paperwhiteカバー(ファブリック)レビュー

 実は今回のPrime Day、ケースと画面保護フィルムがセットでめちゃめちゃ安く手に入るプランが用意されていたので、僕はそれを購入した。なぜなら先述の通り、電車通学によって従来よりも携帯する頻度が圧倒的に増えていったため、本体の保護が必要であると考えたからである。

一番左にあるのがケースのパッケージ

 

 バッケージは、Kindle Paperwhiteのパッケージのデザインに近く、統一感がある。パッケージ右上に三角の穴が開いているため、外からでも触ることができる。ちなみに僕はピンク色のファブリックを選んだ(レザーとファブリックの2種類が用意されている)。

 ファブリックの触り心地は、Echoシリーズのスピーカー部に使われているものに近く、とても硬めでざらざらしている印象。もしあなたがファブリック素材を採用したEchoを持っていないのであれば、食器用スポンジの深い緑色の部分のザラザラ感を想像してくれれば大体どんな感覚かわかるだろう。

水を弾く様子。さっとタオルで軽く拭くとほぼ濡れる前の状態に戻るほど撥水能力は高い。

 しかし、そんな触り心地と、可愛い見た目に反してこのケースは高い撥水性能を持っていて、湯船で読書して湯船の蓋の上に置きっぱなしにして体を洗う際、シャワーの水飛沫が飛び散っても大丈夫なのだ。風呂から上がったらタオルでサッと吹くだけで、ほぼ濡れる前の状態に戻り、2分程度で水は乾いて元通りの状態になる。

 また、蓋の裏は水を吸うようにできているため、Kindle Paperwhite本体の画面がにれても、カバーを閉じることで画面の水分はほとんどなくなる。なお、閉じっぱなしにしていると、蓋に座れた水分が乾かないで残ってしまうので、風呂から上がったらしばらく開いて干しておくことを推奨する。それも数分でいい。よほど濡れなければすぐに乾いてしまうのだ。

まだ持ってない人に伝えたい、Kindleの魅力

 Kindleは、持ち歩ける本棚であると同時に、持ち歩ける最高の読書環境だと私は思っている。膨大の数の本がその中に収まり、それを持ち歩くことで、いつでもどこでも膨大な本にアクセスすることができる。それだけでなく、Kindleでの読書体験は紛れもなく最高のものであり、これ一つで読書体験をアップグレードする環境も提供してくれる素晴らしいデバイスである。本を読むことしかできない単機能ガジェットであるが故に、購入する前はためらいが発生するであろうが、もし、これを読んでいるあなたが本を読むのが好きなのであれば、1枚持っていて損はないと私は思う。最高の環境と、持ち歩ける本棚をセットで提供してくれるからだ。なかなかいい値段するため、決して安い買い物とは言い難いが、値段相応以上の体験を提供してくれている。ここでは、Kindleの様々な利用シーンを紹介する。

一般的なワーキングスペースでの使用例。ATOM THE BIGINING第五巻表紙を表示させている。フロントライトは不使用。

 家で寝ながら読書するだけでなく、一般的なワーキングスペースでゆっくりとくつろぎながら読書するのにも電子ペーパー端末は長けている。Kindleにはスマホタブレット、PCに提供されているKindleアプリがカバーする範囲の機能しか持っておらず、他のメッセージアプリからの通知や、ゲームからログインを促す通知がくることもなく、コンテンツを阻害するあらゆる要因が排除されているため、飲み物を飲んでくつろぎながら読書をするという読書体験において最高の贅沢な時間をさらに満喫することができるのが専用端末の魅力である。

ATOM THE BIGINING第5巻22話の表紙を屋外で表示させている。LEDフロントライトは使用していない。

 電子ペーパーはフロントライトさえ搭載していれば、いかなる環境においても液晶画面やOLEDディスプレイに比べて視認性が高く、限りなく印刷物に近い表示が可能であるため、目への負担が少ない。そのため屋外の読書にいおてもKindleは優れている。Kindleは現行機種であれば全てのモデルでフロントLEDライトが搭載されていて、暗所での読書も可能である。明所であればフロントライトは使わずとも、くっきりはっきりコンテンツが表示され、読書に集中することができる。また、今回紹介している11世代Kindle Paperwhiteおよび、Kindle Oasisには色調調節ライトが搭載されていて、画面の色温度を調節することができるため、暖色系の照明が焚かれている部屋などでも快適に読書することができる。寝る前に常夜灯をつけて読書する際にも、フロントライトで画面を明るくするだけでなく、色温度を常夜灯をたいた状態で見やすいものにすることで、明るくても眩しさを感じず、文字の視認性が向上したことを実感している。

 このように、Kindleはどこにいても最高の読書体験を提供してくれる。また、単機能ガジェットであるため、そのこと以外の余計な誘惑が発生せず、本を読むことだけに集中することができるのも魅力の一つだ。また、Kindleで本を読んでいる時間はフル機能のインターネットからは切り離された本の世界に没頭することができ、インターネット上のコミュニティと距離を置く時間を作ることができる。コミュニティとの距離を適切に保つことで、コミュニティ内での発言に落ち着きが出たり、普段の実生活をコミュニティのために犠牲にすることがなくなると行った効果がある。インターネットから自分を切り離す時間を設け、インターネットへ過度に依存するのではなく、適切な距離感をt持つことを「デジタルデトックス」とよぶらしい。

 デジタルデトックスへの注目が高まっている今こそ、単機能ガジェットは注目されるべきだと私は考える。Kindleによる最高の読書体験をしている時間は、まさに、インターネットと距離を置くことを無理なく実現してくれる。あなたもKindleを買って、読書の時間を生活に取り入れてみてはいかがだろうか。

 

購入はこちらから

Amazon | Kindle Paperwhite - 大きくなった6.8インチディスプレイ 防水機能搭載 wifi 8GB 電子書籍リーダー